開業したら最初にやる「税金とお金」のこと ― フリーランスのはじめてガイド
- 尚生 町田
- 7月14日
- 読了時間: 3分
開業やフリーランスとしての独立。わくわくする一方で、「税金まわり、何をすればいいの?」という不安はつきものです。
最初にお伝えしたいのは、スタートの“設計”でその後の手間と税額が変わるということ。最初に少し整えておくだけで、あとがずっとラクになります。この記事では、創業期に押さえたいポイントを順に整理します。
※この記事の税金の取り扱いは2026年7月時点のものです。制度は改正されますし、適用できるかは個別の状況によります。実際の判断は、必ず税理士にご確認ください。
①まずは「届出」を出す
開業したら、税務署などにいくつかの届出を出します。代表的なのが開業の届出ですが、ほかにも出しておくと有利になる届出があります(青色申告の申請など)。
ポイントは、届出には期限があり、遅れると“その年は使えない”ものがあること。「知らずに期限を過ぎていた」はもったいないので、開業の早い段階で確認しておきましょう。
②インボイス、「とりあえず登録」の前に
フリーランスの方が最初に悩むのがインボイス(適格請求書)の登録です。
ここで大事なのは、登録すべきかどうかは、人によって答えが違うということ。
・取引先が事業者中心か、一般消費者中心か
・売上の規模
・取引先との関係
などによって、登録した方がよい場合も、急がない方がよい場合もあります。「まわりが登録しているから」で決めず、自分の状況で有利・不利を確認するのがおすすめです(制度は要確認)。
③記帳は「自分でやる」「頼む」の線引き
最近は freee などのクラウド会計で、自分で記帳することも難しくありません。一方で、全部を自分で抱えると本業の時間が削られるのも事実です。
おすすめは、自分でやる部分と、プロに任せる部分を分けること。
・日々の入力は自分(or 自動化)
・仕組みづくり・チェック・申告はプロ
といったいいとこ取りができます。最初に記帳の“型”を整えておくと、確定申告の時期に慌てずに済みます。
④お金まわりは「分ける・備える」
地味ですが効くのが、事業のお金と私生活のお金を分けること。口座やカードを分けるだけで、記帳もぐっとラクになり、確定申告の精度も上がります。
もう一つ大切なのが納税の備え。フリーランスは、所得税や(売上が増えれば)消費税などを後からまとめて払う場面があります。「使ってしまって払えない」を防ぐため、納税分は別によけておく習慣をつけましょう。
⑤売上が伸びてきたら、次の論点へ
事業が育ってくると、
・消費税の納め方(原則か簡易か など)の選択
・法人化(会社にする)の検討
といった次のステージの判断が出てきます。これらはタイミングと個別の状況で有利・不利が変わるので、伸びてきたら早めに相談を。
まとめ:最初の設計が、あとを軽くする
開業期にやることを整理すると、
・届出を期限内に(使える特典を逃さない)
・インボイスは「自分の状況」で判断
・記帳は自分とプロで分担
・お金は「分ける・備える」
・伸びてきたら次の論点を早めに
最初に整えるほど、その後がラクで、税金のムダも減ります。
「自分の場合、何から?」——その棚卸しから始めませんか
開業時の届出・記帳の型づくり・インボイスの判断・freeeの初期設定まで、創業期の不安に寄り添ってご一緒します。
※本記事は一般的な情報の提供を目的としたもので、特定の税務上の取り扱いや節税効果を保証するものではありません。記載は2026年7月時点の制度にもとづきます。実際の適用は個別の状況・最新の制度により異なりますので、必ず税理士にご相談ください。

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