「レシート撮るだけ」経理の始め方——freeeで領収書の山から解放される月次ルーティン
- 尚生 町田
- 7月29日
- 読了時間: 3分
「確定申告の前に、1年分のレシートの山と格闘する」——毎年これを繰り返しているなら、やり方を変えるタイミングです。
当事務所が標準にしているのは、**「レシートはその場でスマホで撮る。以上。」**という運用です。大げさでなく、これだけで年度末の負担が別物になります。仕組みを紹介します。
※記載は2026年7月時点。アプリの画面・機能は更新されることがあります。
原則:紙をためない。「発生した瞬間」に処理する
経理がつらいのは、記憶が消えた頃にまとめてやるからです。「これ何の領収書だっけ…」を思い出す時間が、作業の大半を占めます。
そこで発想を逆にします。支払ったその場で、スマホで撮って送る。freeeの場合、撮影した証憑は「ファイルボックス」に集まり、日付や金額が読み取られます。記憶が新しいうちに一言メモを添えれば、あとから見ても迷いません。
始め方(最初の設定)
freee会計のアプリをスマホに入れる
事業用のクレジットカード・口座を分ける(プライベートと混ざらないだけで、処理量が大きく減ります)
レシートを撮る習慣づけ:財布に入れる前に撮る、と決める
電子データでもらった領収書(メール添付・ダウンロード)は、データのまま保存(電子帳簿保存法のルールがあります。印刷して済む時代ではなくなっています)
月10分の月次ルーティン
月に一度、これだけやります。
ファイルボックスの未処理を流し込む(撮りっぱなしの証憑を登録)
勘定科目に迷ったものだけメモを残して仮登録(完璧を目指さない。迷いは税理士に聞けばいい)
現預金の残高をチラッと確認(先月より減っている?増えている?)
ポイントは「完璧にしない」こと。科目の細かい正誤は、あとからプロが直せます。証憑と記録さえ残っていれば、経理は復元できる。逆は無理です。
やりがちなNG
レシートを「あとでまとめて撮ろう」と財布・封筒にためる(→たいてい、そのままたまってしまいます)
プライベートの支払いと事業をひとつのカードで済ませる
電子の領収書を放置して、あとから探せなくなる
自動化を過信して、中身を誰も見ていない状態になる(仕組み+人の目、が正解です)
税理士と組むと、ここまで変わる
この運用に税理士のチェックを重ねると、月次はこうなります。
あなた:撮って送るだけ(日々)+月10分のルーティン
税理士:月次で仕訳をチェックし、数字の変化(売上ペース・粗利・資金繰り)をフィードバック
年度末:すでに帳簿ができているので、確定申告は「作業」ではなく「確認」になる
「申告のために1年分をさかのぼる」から、「毎月できていて、年度末は確認だけ」へ。これが証憑ベース経理のゴールです。
まとめ
レシートは財布に入れる前に撮る。紙をためない
事業用のカード・口座を分ける
月次は10分・完璧を目指さない。証憑と記録が残っていれば復元できる
電子でもらった領収書はデータのまま保存(電帳法)
当事務所にできること
freeeの初期設定・勘定科目の設計から、証憑ベースの月次チェック、経営数字のフィードバックまでご一緒します。「経理に時間を使いたくない」方こそ、最初の仕組みづくりにご投資ください。
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※本記事は一般的な情報提供を目的とし、2026年7月時点の内容です。電子帳簿保存法の要件等は個別にご確認ください。

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