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税務調査では何を見られる?——個人事業主・小さな会社の基本と、日頃からできる備え

  • 執筆者の写真: 尚生 町田
    尚生 町田
  • 8月17日
  • 読了時間: 4分

「税務調査」と聞くと、ドラマの強制捜査のような場面を想像して不安になる方が多いのですが、個人事業主や小さな会社に来る調査のほとんどは、事前に連絡があり、日程を調整して行われる「任意調査」です。


過度に恐れる必要はありません。ただし、見られるポイントは決まっています。この記事では、調査の基本の流れと、日頃からできる備えを冷静に整理します。


※記載は2026年8月時点の一般的な取り扱いです。個別の対応は状況により異なります。


【税務調査の基本:いきなり来るの?】


原則として、税務署から事前に連絡(事前通知)があり、日程を調整してから行われます。税理士に依頼していれば、税理士宛てに連絡が来て、立ち会いのもとで進めるのが一般的です。


期間は小規模な事業で通常1〜2日程度。対象になるのは直近数年分の申告です。「その日までに何を用意するか」も事前にわかりますので、慌てる必要はありません。


【どんな事業者が対象になりやすい?】


明確な基準は公表されていませんが、一般に次のような傾向が言われています。


・現金商売(飲食・美容など、記録が残りにくい業種)

・売上や利益の急な変動(急成長・急減)

・同業と比べて経費率が極端(特に交際費・外注費・雑費が大きい)

・申告内容と資料の不一致(支払調書・インボイス等の突合)


逆に言えば、帳簿と証憑がきちんと揃っている事業者にとって、調査は「確認の場」です。


【見られやすいポイント5つ】


1. 売上の計上漏れ・期ズレ——年末年始をまたぐ入金のタイミング、現金売上の記録。調査で最も基本の確認項目です

2. 経費への家事費(生活費)の混入——家族との食事、私的な旅行・買い物が交際費や雑費に入っていないか

3. 外注費か給与か——実態が従業員に近い「外注」は、源泉徴収や消費税の扱いが変わるため確認されやすい論点です

4. 在庫・棚卸——期末在庫の計上が正しいか(在庫を少なく見せると利益が減るため)

5. 消費税の区分——課税・非課税・不課税の区分、インボイスの保存


【日頃からできる備え(これが本題です)】


調査対応でいちばん頼りになるのは、調査が決まってから頑張ることではなく、日々の記帳と証憑保存です。


・証憑ベースの記帳:レシート・請求書をその場で撮影して会計ソフトへ(当事務所はfreeeでこの運用を標準にしています)

・説明メモ:大きめの支出・イレギュラーな取引は「何のためか」を一言残す

・帳簿と資料の保存:法定の保存期間を守る(電子データの保存ルールにも注意)

・グレーを積まない:説明できない経費は最初から入れない


この4つができていれば、調査は怖いものではなく「淡々と確認して終わるもの」になります。


【連絡が来てしまったら】


1. 慌てて一人で対応しない——まず税理士へ。顧問税理士がいない場合も、調査対応(立ち会い)だけの依頼を受ける事務所は多くあります(当事務所もスポット対応しています)

2. 日程は調整できます——繁忙期なら相談を

3. 事前に資料を揃え、想定される質問を整理——ここで税理士と「予行演習」をしておくと、当日落ち着いて対応できます

4. 当日は聞かれたことに事実で答える——推測で答えない、その場で無理に即答しない


【まとめ】


・小規模事業の調査は事前連絡のある任意調査が基本。過度に恐れない

・見られるのは売上の漏れ・家事費の混入・外注費・在庫・消費税区分

・何よりの備えは日々の証憑ベースの記帳。調査の直前に作れるものではありません

・連絡が来たらまず税理士へ。一人で抱えないこと


【当事務所にできること】


日々の記帳体制づくり(freee・証憑ベース)から、税務調査の事前準備・立ち会いのスポット対応まで承ります。上場企業の監査・税務調査対応を経験した税理士が、落ち着いて隣に座ります。


「うちの帳簿、このままで大丈夫?」——不安なうちに点検しておきましょう。

初回相談は30分無料。お問い合わせフォームまたはLINE(https://lin.ee/zkv6DDH)からどうぞ。


※本記事は一般的な情報の提供を目的としたものです。記載は2026年8月時点の制度・実務にもとづきます。個別の対応は状況により異なりますので、必ず税理士にご相談ください。

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